この記事では、絵本の「なきごえバス」について紹介しています。
この絵本を読むと、動物の名前と鳴き声が紐づいてわかるようになります。
なきごえバスの基本情報
タイトル | なきごえバス |
著者 | 江頭路子(えがしらみちこ) |
出版社 | 株式会社 白泉社 |
出版日 | 2015年12月30日 |
なきごえバスのあらすじ
なきごえバスのあらすじを紹介します。
はるちゃんと こぶたちゃんが
のりものを つくっていますなきごえバス はっしゃしまーす
ぶっぶー
ごじょうしゃのかたは ないてくださーい
にゃあ~
おや だれのこえ?
引用元:なきごえバス
なきごえバスを読んだときの反応
なきごえバスを読んだときの子どもの反応を紹介します。
- 動物の鳴き声から、動物の名前がわかるようになる
- 動物の絵から、鳴き声と名前がわかるようになる
- 細かい描写から、ストーリー性を認識できる
それぞれについて、詳しく説明します。
動物の鳴き声から、動物の名前がわかるようになる
なきごえバスを読んだときの子どもの反応の一つ目は、「動物の鳴き声から、動物の名前がわかるようになる」です。
物語は、あらすじで紹介した通り、「にゃあ~ おや だれのこえ?」と、鳴き声から動物が誰か予想する流れになっています。
具体的には、にゃあ~ならねこ、わんわんならいぬですね。
動物の鳴き声が出てくる→だれかな?→〇〇でした!という流れを繰り返すため、動物の名前がわかるようになります。
私の子どもの場合は、1~2歳の頃は、「にゃあ~ おや だれのこえ?」と聞いた時の答えは『にゃんにゃん!』でした。
繰り返し読み聞かせることで『ねこさん』と答えることができるようになりました。
全部で12種類の動物が登場します。
すべての動物の名前が言えるようになったのは、4歳頃でした。
動物の絵から、鳴き声と名前がわかるようになる
なきごえバスを読んだときの子どもの反応の二つ目は、「動物の絵から、鳴き声と名前がわかるようになる」です。
反応の一つ目で紹介した通り、物語の流れは鳴き声から動物の名前を予想するものになっています。
鳴き声と名前と見た目を一致させるためには、鳴き声から動物の名前を予測するのとは逆に、絵から鳴き声・動物の名前を当てさせることで、鳴き声と名前と見た目の紐づけができるようになります。
具体的には、「にゃあ~ おや だれのこえ?」→『わからない』→「ねこさんでした~!鳴き声はわかるかな?」→『にゃあ~!』というやりとりを繰り返します。
繰り返すことで、動物の絵から鳴き声と名前がわかるようになります。
細かい描写から、ストーリー性を認識できる
なきごえバスを読んだときの子どもの反応の三つ目は、「細かい描写から、ストーリー性を認識できる」です。
物語の基本的な流れは、鳴き声から動物の名前を当てることで進んでいきますが、なきごえバスに乗車済みの動物にはそれぞれのストーリが描かれています。
例えば、ねこは、帽子をかぶってなきごえバスに乗車しますが、途中で帽子が飛ばされてしまいます。
しかし、その帽子をすずめがくちばしにくわえてあせあせ運んできてくれて、ねこに届けてくれます。
帽子を届け終わったすずめは、一緒になきごえバスに乗車します。
帽子を運んでもらったねこは、とてもうれしそうな顔で帽子をかぶり直します。
もう一つの具体例を紹介します。
いぬは、バナナをカバンに入れて乗車します。
途中で、一緒に乗っていたぶたにバナナをわけてあげます。
ぶたはうれしそうにバナナをほお張り、おなかがいっぱいになったのか、寝てしまいます。
いぬは、ぶたより後からバナナを食べます。
このように、それぞれの動物にストーリー性があるため、何度読んでも飽きづらいです。
動物の名前がわかるようになった後でも、「ねこさんの帽子、どうなるかな~?」と予想しながら読むことができます。
まとめ
この記事では、絵本の「なきごえバス」について紹介しました。
「なきごえバス」を読んだときの子どもの反応についてまとめます。
ポイント
- 動物の鳴き声から、動物の名前がわかるようになる
- 動物の絵から、鳴き声と名前がわかるようになる
- 細かい描写から、ストーリー性を認識できる